「清潔はビョーキだ」 これは「笑うカイチュウ」でお馴染みの藤田紘一郎先生のご著書だ。
除菌・抗菌・殺菌など余りにも行き過ぎた「超清潔志向」は健康に返って悪いのではないかと警告
を発しているとてもユニークな先生だ。
文中に0157の集団食中毒の話が載っていた。
最近は聞かなくなりましたが、そういえば少し前は病原性大腸菌は良くニュースで聞きましたね。
調べてみると、菌が検出された人のうち、約30%は全く無症状、約60%が下痢のみ、約10%が重症、
同じメニューの給食を食べてもその反応は人様々で、重症になった一割の子供はすべて神経質で
「超清潔志向」に育てられた子供たちであったそうです。
この差は「健康な腸内細菌叢」を持っているか持っていないかの差だそうです。
「超清潔志向」で腸内細菌叢の種類や数が少なくなった人や、抗生物質や抗菌剤の乱用などで
腸内の細菌が少なくなった人たちのお腹では、侵入してきた病原菌を上手く排除できずに増殖
してしまうからなのだそうです。
人間の腸の内部には長い歴史の中で人類と共生するようになった「常在菌」が約100種類、計
100兆個も棲んでいて、そのバランスもとても大事だそうです。
この抗生物質や抗菌剤・殺菌剤、狙うバイ菌だけに効けば良いけれど、同時に体内に棲む有効菌
も一緒に淘汰してしまうのだから、これでは一長一短だ。
ひょっとすると短のマイナスの方が大きいかも知れない。
鳥の腸内細菌叢がどうなっているものか、詳しい事は解りませんが抗生物質や抗菌剤などの
薬剤が体内細菌の不均衡、免疫力の低下などをもたらしている可能性は容易に察する事のでき
る事です。良かれと思う薬剤投与が更に違う病気を招いてしまうと言う負の連鎖反応は容易に
回避出来る事であるようには思えませんね。
風邪は何故ひく?
インフルエンザは毎年のように発生するが、とんなに猛威を振るったって日本全国民が感染する
わけではない。強力なインフルエンザウィルスが充満していたって引かない人は引かない。
本当は、風邪を引く人と引かない人の差がどこにあるのかを明らかにして、そもそも引かなくて
良い健康体質にもって行くための予防医学に力を入れれば良いと思うのだけれどなかなかそうは
ならない。
0157の事例調査も面白い結果が出ているのだけれど、何故か悪性大腸菌が悪いと言う話に終始
してしまう。そもそも悪い結果を引き起こす事になってしまった原因については何故か考慮しない
様だ。
今は、鳥インフルエンザから変異したウイルスが猛威を振るうのではないかとニュースで言ってい
ます。この鳥インフルエンザも数年前に国内で発生してニュースになりましたね。
原因が渡り鳥との接触に有るらしいと言われ、平飼いしている自然養鶏家は随分肩身の狭い思い
をしたそうです。ところが発生したのはゲージ飼いしている大規模養鶏場のみ、野鳥との接触の多
い小規模な平飼い養鶏場からはとうとう一件も出ませんでした。
原因が渡り鳥だと言っても急に渡ってきたわけでもあるまいし、発生原因はウイルスに対して抵抗
出来ないぐらい免疫力が下がってしまった、薬剤まみれのゲージ養鶏法にあるのは明らかだと思
うのだけれど、そこは追求しないで鳥インフルエンザウイルスを悪者に仕立てあげ、野鳥と接触し
かねない自然養鶏を危険視する、方向性が違うんじゃないかと思うけどねぇ・・。
ちなみに、日本では抗菌剤(サルファー剤)や抗生物質の入っていない餌は販売できないシステム
になっているそうです。 私は畜産業者ではないので詳しくは解りませんが、家畜伝染予防法とか
いろんな法律がありますので、いろいろ事細かに決まっているようです。
鶏はその他の家畜と違って多数羽で飼うことは絶対出来なかったそうです。
10羽ていどなら問題はないようですが、数十羽以上になってしまうとコクジウム原虫が大発生して
しまい、必ず病気になってしまうからなのだそうです。
ところが戦後に発明された抗菌剤(サルファー剤)のおかげで現在のような多数飼育が可能になっ
たという経緯があります。 養鶏には薬物投与が欠かせない、これが養鶏業の常識のようです。
菌は善か悪か?
人間の都合に良いものは善玉菌、悪いものが悪玉菌・バイ菌と分けられる様です。
しかし、自然に存在している菌にそもそも善・悪の区別などあるものでしょうか?
菌は自然のままにそのままにあるものです。 悪いとするなら、犯されてしまう客体の方に問題あり
と考える方が自然だと思います。
「風邪インフルエンザウイルス」は自然からの命令を受けてやってきてくれる有り難い無料の健康
診断です。 かかった時はゆっくりと休んで身体の中の老廃物を排出した方が良い。無理はするな
との自然からの警告だ。
ゆっくり養生している暇はないほど忙しい人ばかりだと思うが、無理がたたると早死にしてしまう。
中には予防注射を打ってしまう人がいるがこれは最悪だ。 折角の身体をリセットする機械を棒に
振ってしまう。 体内の毒素が充満して早くに癌になって死ぬだろう。
体内毒素はこまめに出した方が良い。 勿論普段から無理をせず養生し身体の内が清浄に保た
れている場合はどんなにウイルスがあっても感染しない。健康診断をあっさりとクリアしてしまう
からだ。
「風邪がいくら流行っても全国民が感染するわけではないし、同じメニューの給食を食べても全員
が0157の食中毒にかかる訳ではない。」
ところが全く健康な人はほおって置いて、発病した人だけにフォーカスを当ててしまう。
(まぁ、病気なのだから仕方ないかもしれないが) そして原因特定にやっきになる。
そして悪さをする病原菌を付き止め対抗する為の薬剤開発に血眼をあげる。
勿論病気は自然からのメッセージとしてやってくるので、人間が気ずくまでは何度でもやってくる。
今はどんな抗生物質も効かない耐性菌まで発生しているようです。
バイ菌が何故やってくるのか? 自然からのメッセージに素直に耳を傾けない限り、堂々巡りは何時
までも続くでしょうね。
そもそも病気にはならないように予防医学(食品添加物などの薬剤規制なども含め)に力を入れた
ら良いと思うけれど、健康な人ばかりになったら病院はつぶれるし、医者も看護士も高給は取れ
なくなる。製薬会社や医療器具メーカーも倒産するし厚労省の天下り先もなくなってしまう。
皆困ってしまうから、巷には病人が溢れていた方が都合が良い。それで金も回っていく・・。
医者が足りないとか、地方の病院が無くなってしまうとかそんな話ばかりだけれど、健康であれば
病院などは不要のものだ。 病気にならなくても済むように普段からの養生生活を心がけましょう、
というような話には何故かならない、なんとも不思議な世の中ダスねぇ。
二つの道 化学(人間智)か自然か
小鳥は病気になり易いらしく、小鳥の専門病院で診て貰うのが普通のようです。
確かに小鳥が不調に陥ってしまった場合、飼い主さん個人がしてあげられることは限られてくると
思うので、獣医さんにお任せするという以外方法はないようにも思います。
駆け込まれた獣医さんも、既に病気になっている場合は対処療法を施すより他に方法は無いで
しょうね。
道は二つあるように思います。 果てしの無い化学知識を積み重ねていき、知識に振り回されるか
自然そのものに帰っていくか・・。
具体的に小鳥の自然派飼育法とはどんな感じになるでしょう?
命が持つ生命力を引き出し病さえも克服してしまう、そんな方法は無いものでしょうか?
病気はある、細菌は殺さねばならない、薬剤は必要だ、完全栄養食を摂らねばならない、こうした
思い込みが世間的常識というものでしょうね。
しかし、世の中は広いもので、世間の常識をものともせず、完全無投薬の飼育を成しとげている
人たちが居ます。 平飼いしている自然養鶏家の人たちです。
繰り返しますが、100羽以上の鶏を集団で飼う事は薬剤無しには絶対に無理な事だそうです。
現代の科学知識を持ってして絶対に無理だと言われている常識をあっさりと覆している飼育のプロ
である自然養鶏法の考え方には有効な手段がきっとあるはずです。
鶏も10羽以下の数で庭などで飼う場合にはコクジウム原虫もなんら問題にはならないようです
ので、少数羽飼いの趣味の飼育で頻繁に病気が出ると言うのはあまり考えられない事です。
昔はアバウトな飼い方でも病気にもならず十分長生きだったと言う話も良く聞くところですので、
少数羽飼いにも拘らず病気を招いてしまうというのは何か根本的に間違ったところがあるからかも
しれません。
無理な品種改良や繁殖法等も原因のひとつになっているのかもしれませんね。
正道とは?
病気を細菌やウイルスのせいにしてこれを撲滅するという方法ではきりの無い連鎖に巻き込まれ
るだけだろうと思います。病気が反自然的である事を示すシグナルであると考えれば、病原菌は
そのメッセンジャーです。敵視するのではなく、メッセージに耳を傾けるという方向にならないと
本当の安心感というものはなかなか湧いてこないだろうと思います。
ウイルスにやられるのではないか、細菌に感染するのではないかといつもいつも心配ばかり
していたのでは飼い主さんもたまったものではないでしょう。
科学に力があると考えるのは抜き難い人の錯覚です。
農業においても農薬や化学肥料はどうしても必要だと言う前提から出発してしまいます。
自然農や無農薬栽培している人は現実に沢山居るにも関わらず、これらが不要だという話には
なかなかなってきません。 必要だと考えている人は無用だという考え方をなかなか受け入れよう
とはしないからです。
小鳥の飼育においても薬剤に頼らなくて済むならそれに越した事はありませんよね?
鶏で完全無投薬が可能ならばインコでも可能なのでは無いかと思うのですがどうでしょう?
そのための条件作り(飼育環境も含めて)の不備が結果として様々な疾病を呼び込んでいると
いうのが現状なのかもしれない、そんなふうに感じます。
現在「ファイル 清潔はビョーキだ 」は製作中でしょうか?
こちらに関して、わたしと獣医師さんの考え方も勝手ながら記させていただきます。
まず、PBFDという病気は免疫不全ですが本来なら消毒液(かなり強力なもの)で
毎日、ケージや餌入れの掃除が必要だと言われています。
ですが、現在我家では一度もケージの掃除をしたことがありません。
(それもどうかと思いますが・・・)
獣医師さん曰く、「そうやって何でも、無菌状態にするほうが免疫を下げる」
わたしもそう考えています(半分は毎日のケージの掃除など面倒だとい うこともありますが・・・)
もちろん、人間は消毒をします。
人間だけはそのPBFD部屋から出る時は必ず消毒をします。服も着替えます。
サーコウィルスは飛沫感染だからです。
けれど、この無菌状態にしない・・・ということはすべてのPBFD
インコに通じるものかどうかは未確認です。
PBFDにもまたオウム目など白色オウムなどでは重症な場合も通じるものかどうかは
わからないところでもあります。
PBFDにも、軽症、重症があります。
セキセイインコとオウム、コザクラインコでもまた違ったウィルスが存
在すると思います(同じサーコではあると思うのですが)
そして、今まで感染しないと言われていたマメルリハ(とても小さいインコです)の
感染報告が出ました
そうなると、ウィルスが変異した可能性もあると思われます。
PBFDでも一概にくくれないところがあるようです。
でも、病気になる前に無菌状態にしてしまうのは反対です。
そのあたりのファイル完成がとても楽しみです。
それでは。 (2/17 花梨より)
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店長のコメント
PBFDは免疫不全症と聞いています。かかってしまった場合は殺菌するという処置が必要なので
しょうが、強力な消毒液を使ってケージや餌入れを掃除すれば、当然その消毒液を摂取するという
事にもなるでしょうね。
不潔が良いというわけではありませんが、あまりにも行き過ぎた清潔志向はやっぱりビョーキだと
言わざるをえないのではないでしょうか。 超清潔志向がそのまま健康に繋がるのなら良いけれど
同時に他の病気を引き付ける原因になっている場合もあるとしたら一考を要する所です。
過ぎたるは及ばざるが如し、何事もほどほどという中庸(ちゅうよう)が良いのではないでしょうか。
PBFDはサーコウィルスが原因のようですが、対抗するワクチンを開発したりすれば、より強い
ウィルスを生み出すだけという結果にならないとも限りません。
どんな人でも一日に三千個位の癌細胞が発生しているそうです。 でも健康体の場合は新陳代謝
によって綺麗に掃除されます。体力が落ちたり免疫力が低下すると処理しきれなくなって癌を発症
するというメカニズムになっているそうです。
悪いのは癌細胞ではなくて、処理しきれなくなってしまう人間の生活習慣や食習慣です。
それを改める事なくして、癌細胞のせいにしていてもどうにもなりません。
細菌やウィルスなどの微生物は空気中やどこにでもいるものです。殺す事を考えるよりも、どんな
バイ菌がいても負けないぐらいの免疫力を獲得できる飼育法を確立する方が良策ではないでしょうか。
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