shigemi ファイル

ファイルW 晴美ファイルを読んで


晴美さんのファイルは読ませて頂いております。
こんな方もいらっしゃるんだなあと感心しておりました。
読ませてもらってひとつ謎が解けたのは、うちの坊主が一時期、お線香の「灰」を
狙って食べちゃうことがよくありました。
使用線香が一応備長炭で無香料とはいえ、そんなもん食って大丈夫なのか!?と、
線香立てを蓋付きのものに変えてしまい、食べられないようにしてしまったのですが、
あれは「炭」を食べているつもりだったのではないかと。
線香の灰は心配だから(実際今現在何ともないですから大丈夫とは思いますが)、
竹炭を買ってきてやったんですが、大きいままでは全然食べないので、今度細かくすり
つぶしてやろうと思ってます。
(と、思って竹炭を買ってきて、もう2ヶ月過ぎてますけど…(>_<))

若鳥の頃は、食糞もすごかったですよ〜。それはもう、見ててこちらの食欲がなくな
るほど。全部食べてしまうので、とてもハウスがきれいでした。飼育本によると「食
糞のすごい個体は寄生虫がいる可能性があるので要注意」なんて書かれてますが、そ
のころ毎週病院で糞便検査をしていて、虫なんていませんでしたから、これはもう、
純粋に好きで食べてるんだなあと。
なんというか、本能ってすごいですね。普通に自分の糞を食べようとか、線香の灰を
食べようとかなんて思いつかないと思うがなあ。
人間は本能が薄いですから、本能的な行動というものを信じられないところがあっ
て、無理矢理理論をはめ込んで善し悪しを語ったりするのかもしれませんね。

「shigemiファイル」いいですね♪
私自身、晴美さんのファイルはすごく参考になりましたから、
ちょっと恥ずかしいですけど(^_^;)、皆さんのお役に立てれば幸いです。
「食灰」のことなんて、医者に聞いたって分からなかったでしょうから。
全国で、抗生物質漬けになってる鳥さんや、もう一年も病院に通っているのにそのう
炎が治らない鳥さん(よっぽど治療方針が違うんじゃないですかとつっこみたかった
病院での待合室…)に、文字通り少しでも日が差せば…。
丸山さんの所に来る人なら、耳を傾けてくれる人もきっといらっしゃるでしょう。
是非協力させて下さいませ。  おしげより (07/12/18)
店長のコメント
会員の方とメールをやり取りして出来上がった「晴美ファイル」というコンテンツがあります。
私自身は鳥飼いではありませんので、色んな話を聞けて、又読んだ方からのメールも沢山頂いて
私自身もとても勉強になりました。
内容的には野草・炭など、どちらかと言うと食に関するテーマがメインだったと思います。
今回はおしげさんとメールのやり取りをしましたが、人工太陽光線でセキセイのPBFDが直った
という経験に惹かれました。 PBFDは人間のエイズのようなもので完治しない難病だと聞いて
いたからです。 細胞のミトコンドリアを活性化させると免疫力がUPするというのはとても面白い
話です。今回は住環境・人工太陽光の面からアプローチすると面白いファイルになるのではない
かと思い、おしげさんにファイル作成について打診した時に頂いたメールです。


まず灰について少し考えてみましょう。
灰と言うと、物を燃やした後に出る「燃えカス」というイメージが強いかもしれませんね。
ところが実は灰と言うのは燃え残ったカスではなく、ミネラルが凝縮された物、と考えるのが正解
です。 農業では「草木灰」(そうもくばい)というカリ資材が今でも使われていますし、肥料の無か
った時代にはカマドから出た灰は肥料そのものとして使用されていました。
今でもジャガイモなどは、切った種芋に灰をまぶしてから蒔くのが普通ですし、農業肥料のひとつ
として灰を使う農家の方も多いです。
花咲か爺さんの話がありますね。枯れ木に灰を蒔いたら花が咲いたという話です。
枯れ木に灰を蒔いたぐらいで花が咲くわけが無いと思うのが普通ですが、これは枯れ木であって
も花を咲かせる事が出来るくらい、灰というのは素晴らしいミネラル効果があるという事の例え
話です。
タラの芽という山菜がありますが、根元に灰を積んでおくと収量が数倍に増加するそうです。
植物を株分けする時も、今は消毒液を使うのが一般的のようですが、灰を使った方がはるかに
萌芽率は良いそうです。
もともと焼畑農業での野焼きは、焼いた後の灰を肥料分として使うという方法ですし、農業現場
では、昔から伝わる伝統手法として、灰はミネラル資材として今でも使われ続けています。
私のところでも風呂場から出る灰はニラに蒔いて使っています。

物を燃やすと、煙がでます。 この煙というのは物に含まれていた気化しやすいミネラルです。
燃え残った灰には、気化しにくいミネラルが沢山残っています。
煙の利用で一番に思いつくのは「燻製」でしょう。
サクラのチップが良いとか、ナラの木が良いとか、聞いた事があると思います。
これは燃やすチップの種類によって味が変わってくるからなのですが、これは木の種類によって
気化してくるミネラルに色んな違いがあるからです。
私たちは煙で燻すという方法によって、煙に含まれているミネラルを利用しているわけです。
煙を利用する方法としては、青梅に煙を吸収させた「烏梅」(うばい)というものがあります。
強い沈静効果がある民間薬です。

さて食灰です。「灰を食べる?」 
今は暖房は石油ですし、炊飯は電気、調理はガスです。カマドが無くなってしまいましたから、
灰もなくなってしまいました。普段灰を使う事はまず無いと言っても良いと思います。
昔洗剤の無かった頃には、洗濯や食器洗いなどにも使われていたようですが、身近な利用法
としては、山菜のアク抜きに灰を使うという方法でしょう。
もち米を灰の汁で炊き、おもちにした「あくまき」は、今でも宮崎から鹿児島にかけて、特に暑い
夏に食べられているようです。 もち米を灰汁(あくみず)に浸して茹でるなど、灰を使った郷土
料理は結構沢山あるようです。

この炭と灰、酸素のない環境で木を炭化させたものが炭、空気中で燃え残った物が灰ですから、
基本的に違う物です。しかし灰は燃え残ったカスではなく、凝縮されたミネラルです。
燃焼によって消毒されていますし、極めて安全なミネラル飼料と言えなくもありません。
多分その頃は灰のミネラルを要求していたのでしょうね。
会員の方から、「家でプランター栽培をしていると飼っているオカメが土を食べて困る」という話を
聞いた事があります。
土・炭・灰、これらに含まれるミネラル分もきっと必要なものなのでしょう。
シード・青菜・ボレー粉・カトルボーン等だけでは摂取しきれない必要な微量要素もあるはずです。
自然下では、山火事で発生した炭・灰・土・粘土なども必要に応じて食べているはずです。
勿論今はいろんなサプリやら、鉱物飼料などもあるはずと思いますので、選択してあげれば良い
のでしょうが、灰を食べるということは実に理に適った行動の様に思います。
一般家庭で食灰するという機会はまず無いと思いますが、こんな場合はミネラル不足になって
いるのかもしれないと思うことが正解ではないかと思います。

お次は食糞です。
家畜の糞は堆肥にして畑に撒く事が多いですが、10aあたり数トンという単位で投入します。
ところが鶏糞というのはこんなに入れる人はなく、化成肥料並に数十Kg単位で使用する場合が
ほとんどです。何故かというと、鶏糞には消化されていない飼料そのものが多く含まれいて、
鶏糞というよりも飼料そのものを蒔いている様な感じになるからです。
にわとりの場合は、消化率が50%以下と言われています。
空を飛ぶ為に鳥類が与えられた身体の仕組みで、身体を軽くする為に腸が極端に短く栄養吸収
率がとても低い、ゆえに常に食べて常に排出という宿命のもとに生きているわけです。
平飼いをする自然養鶏法では糞出しをしません。そのまま発酵させた糞は良質な餌として二次
利用されているからです。
つまり小鳥の糞は、クソではなくて、一次消化物です。卵を産むように改良されてきた鶏でさえ、
消化率が50%ほどとすると、セキセイなどのインコ類はどれくらいでしょう?
30%位じゃないかな・・。 病弱な場合は未消化便が出ると聞いた事がありますが、健康体で
あっても30%の消化率なら、体調が悪ければ10%程度に落ちても不思議ではありませんよね。
小鳥にとっても、新しいシードを食べて消化にエネルギーを割くよりも、既に一旦消化された
一次消化物を二次利用する方がよっぽど効率的です。
二回位食べれば無事に100%位消化できるんじゃないかな・・。
自然下では、常に移動しているようなので、食糞行為はみられないかもしれませんが、営巣して
いる場合などは、栄養も必要なわけですから、糞も二次利用されているかもしれません。
どちらにしても、自然養鶏においては、糞は餌として二次利用されているわけですから、特別に
特異な事ではありません。
逆に非衛生的なこととしてさせないようにしている為に、かえって体調不良を招いているのかも
しれないのです。
人間と鳥では身体のつくりが根本的に違います。
小鳥の糞は、糞ではなくて一次消化物と思えば、食糞に対する考え方も変わってくると思います。
昔研ナオコが「カモメはカモメ」という曲を歌っていましたが、やっぱりインコはインコです。
感情移入して人のように接する場合もあるかもしれませんが、結局は鳥です。
「小さな親切、大きなお世話」人間同士だってそう簡単に意思の疎通が出来るわけではありませ
ん。 人間が幾ら親切に思ってやっている事でも鳥にしたら大迷惑となっている事があるかもしれ
ませんね。

最後に、小鳥の病院でどんな治療がされているのか?
これは私自身にはまったく経験の無い事ですから詳しい事は解りません。
でもおしげさんは、ご自身の通院経験や闘病経験から病院での治療に疑問を感じる事もあった様
です。勿論通院して治療を受ける事によって健康を回復するなら何も言う事は無いのですが・・。
人間の場合も西洋医学でどんな病気にも対応できるわけではありませんから、鳥の治療も似たり
寄ったりというような感じなのかもしれませんね。
私自身は医療に対して特に関心はありませんが、西原医師の本を読んで医療現場の問題点、
現代日本医学の間違い等について知ってみると、動物病院もさもありなん、という気はします。
難病というのは、原因が解ら無い為治療法がなく、打つ手がないから難病というわけですよね。
効果があるかどうか解らない治療法にかけてみるしかない、という事になると「治るも八卦、
治らぬも八卦」みたいな感じになってしまい、これでは治療なんだか占いなんだか解らないような
感じになってしまいます。 こんな場合は回復の望みを託してやたら通院回数が増えるだけという
事になってしまい、実際にはこんなケースも往々にしてあるのかもしれませんね。 (07/12/25)

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