晴美フアィルY ミネラルの補給

鳥の食事としては、主食のシード・副食の青菜の他にもミネラル分の補給も考える必要が
あるようで、ボレー粉やカトルボーン等を使用する場合が多いようです。
牡蠣の貝殻はカルシウム資材として畑でも使用されます。 私も牡蠣の貝が化石になった
シェルカンネオ(オイスター)という資材を使っています。
有機資材の場合は即効性というものがありません。 土中で分解されて何ヶ月もかかって
ジワリジワリと効いて来るものです。 肥料として利用する場合はこれで何ら差し支え
ないのですが、鳥の飼料として利用する場合に、牡蠣の貝殻やイカの骨をそんなに簡単に鳥が
消化できるのだろうかとの疑問が湧きます。 
もともと砂漠地帯には牡蠣もイカも住んではいないわけですから、どうせ海産物を利用するなら
より消化がしやすい海藻類の方がずっと良いのではないかなぁと思います。
貝殻は鶏の飼料として昔からあるものですからその流れできているものなのか、使用する
からには、はっきりした効果や理由があるはずだとは思うのですが、私のような非飼育人
からみると、何故貝やイカなのだろうと疑問に思ってしまうわけです。
鳥の代謝の早さを考慮するとどうしても消化し易い植物由来のものの方がずっと良いの
ではなかろうかと思ってしまうわけです。

この晴美ファイルにおいて、自然農法のシード・雑穀の茎葉・炭の利用・
野草の利用などを見てきましたが、これ以外のミネラル分の補給はどうしているのかなぁ
と思い、竹姫さんにお聞きしてして見ました。


実は、うちのインコたちには、ときどき人間用の根昆布粉末をボレー粉にまぶして与
えていたことがあります。
結構食べていましたが、粉末なので気管に入り、くしゃみを連発することもあったので、
その後、やめました。
昆布は、鳥の体内に入ってからの粘りと塩分の問題、小さいかけらでも、吸水すると倍以上に
膨らむというのが、ネックかなぁと思いました。
次に、缶詰ドライパックのひじきをあげてみたことがあります。
これは、水戻しした国産芽ひじきを蒸し煮した缶詰なので、
人間の調理用にはとても便利で常備しているものなのですが、
慣れるまで続けなかったからかもしれませんが、なぜか、鳥には不評でした。
蒸し煮で柔らかくなっていたのが、嫌だったのかもしれません。
それで、今は自然養鶏卵の卵殻とボレー粉塩土というのを与えています。

確かに、ボレー粉によるミネラルの吸収率はあまりよくないように思います。
でも、小鳥は不思議とボレー粉をよく食べるんですよ。
だから、体に必要な成分が含まれていることは確かだと思います。
でも、うちの鳥は、雑穀の茎葉、竹炭や備長炭を好きなだけ齧れるようになってからは、
ボレー粉や塩土をあまり食べなくなりました。

これは私の推察ですが。
雑穀の茎葉の上や炭の上にした糞を食べることで、
吸収しきれず排出されたミネラルの再吸収をしているんじゃないかと思います。

備長炭の止まり木の上にした糞は特に尿酸の白い部分を食べています。
これは、3羽ともしています。
けれど、一般的に手乗り鳥が、一度排出した糞を拾い食いすることは、
見た目もよくないし、人間とつきあっていくうえでは不衛生だし、
雑菌などが鳥のためによくないこととされています。
自然養鶏では、発酵床(鶏舎の床面の土)と鶏糞が混ざり合ったものを、
鶏たちは飼料としてあたりまえに食べているようですので、
本来は、鳥が食糞しても何ら問題はないというのが、私の考えです。
糞きり網のせいで食糞ができず、
再吸収ができないインコたちは、とにかく多量の
ボレー粉を食べる必要があるのかもしれないと思います。

一般の小鳥にとって、ハコベ以外の野草は小松菜に比べて、
慣れるまで美味しい物ではないようです。
うちの鳥が野草を食べるようになったのは、繊維質の多い食餌になり、糞の形
がよくなり、胃腸が丈夫になったのが確認できてからのことでした。

海藻類の成分には、注目すべきだと思っています。
あとは、喜んで食べさせる工夫でしょうね。
若鳥のうちに食べるようにしておけば、その子どもたちも野草、海藻を食べるのが
あたりまえになるでしょう。 どうしたら、食べるようになるか。
ここは、母の腕の見せどころですね。(笑)  (06/2/22)

既に竹姫さんは色んな海藻を試してみた事があるようですね。
食糞については私も検索して調べてみましたが動物には良く見られる行為のようです。


鳥の食糞がビタミンミネラル補給のためというのは、
一般的によくいわれていることなんです。
だけど、病的な鳥がする行為である、と解釈されています。
ケージ内で充分なビタミンミネラル補給のできる状態でありながら、
食糞するというのは、やはり異常と考えられるわけです。
でも、私は、健康な鳥でも、それは当たり前の行為ではないかと
うちの鳥を観ていて思いました。

これは鳥ではなく、ウサギの話ですが。
ウサギは2種類の糞をします。
一つは硬くてコロコロした丸い糞で、これは排出されても食べません。
もうひとつは「盲腸便」という柔らかくにおいのない糞ですが、
これは排泄されるとウサギは、自分の肛門に口をつけて食べるそうです。
私はウサギを飼ったことがあるわけではないので、教本の知識です。
この盲腸便には大量のビタミンB群と良質のたんぱく質とが含まれていて、これを
排出できない、または食べることができないとウサギは具合が悪くなるそうです。
完全草食性で、食物連鎖の下の方に位置する野生のウサギは、
このようにして栄養の乏しい草の繊維から動物たんぱくを作っているといわれています。

オーストラリアを故郷とするコアラも子どもは親の糞を食べることで、
ユーカリの葉を消化できる酵素やバクテリアをもらうことが知られています。
牛や馬の子どもも、ある時期までは親の糞を食べますし、
草食動物の多くは、草の繊維を分解し栄養吸収できるようにするための腸内細菌や、
それにともなう栄養を、大人の糞や自分の未消化の糞を食べることで補給している
ことを本で読みました。

セキセイインコは野生では食餌の80%を草の種、残り20%を草の葉、樹皮、木の葉
昆虫などを食べていると言われていますが、かなり繊維質の多い食餌である
ことに間違いありません。
それに、鳥は盲腸を欠く種類が多いので、腸内細菌も哺乳動物ほど多くないために、
栄養吸収できないままに排出されてしまう糞も多いと考えられます。
それで、食糞をすることで再吸収するのは、そうおかしな話ではないと思うのです。
(06/2/22)

変えるべきは小鳥の食糞癖ではなく、人間の勝手な押し付けの方ですね。
砂漠に住むなんとかねずみは、少ない食料を完全利用するために未消化の消化物(糞)を食べる
そうです。 砂漠地帯に住むインコ類も当然それほど食べ物が豊富だとも思えませんので、再利
用としての食糞は当然にしているのではないかと思います。
草を食べる動物としては牛が有名ですが、牛はのそのそ歩いていても何ら問題はないわけです
から胃袋を四つも持ち、吐き戻しして反芻して完全に消化するように出来ています。
でも、鳥やねずみなどの小動物がのらりくらりとしていればあっと言う間に絶滅してしまいます。
ので、とりあえずは一度速やかに消化して排出し、それを更に二次利用する(食糞)という仕組み
になっているのだろうと思います。
人間の感覚からすれば当然そんな事は考えもしない事ですから、汚いなという感覚になるのは
当然かもしれません。 しかし、いくら家族の一員だと言っても小鳥はやはり鳥であり、人間では
ありません。 人間の感覚をそのまま動物に当てはめる事には無理があるだろうと思います。
小動物にとっては一度消化された消化物を再利用する事はDNAに組み込まれた本能なのだろう
と思います。 急に食糞するなと言われたら小鳥の方も面食らってしまうかもしれませんね。

勿論、わざわざ食糞をさせた方が良いとお勧めしているわけではなく、そういうことがあってもそれ
が自然の状態なのだと大らかな気持ちで見てあげる事が必要なのではなかろうかと思います。
自然状態ではそれが当たり前の行為であり、且つ必要な行為であるのかもしれません。
それを人為的に禁止してしまうと、当然それに変わるものサプリや何やらが必要という話になって
くるのではないかと思います。
自然農法では良く言われる事ですが、何かが抜群の効果を上げるというのは(農薬・資材等)、
それ以前にそれが効果が現れる様な人為的なマイナス行為をしているからである、よって人知
による余計な行為をせずに自然の働きに任せておけば、特段の資材は必要ないという考え方
をします。
小鳥が食糞するのは異常であると考える人間の思考のほうが異常なのかもしれませんよ。


インコたち、ひじき食べてます〜。(^^)
今日の海藻談議のあと、乾燥ひじきをバリバリ手で細かく崩して、
新聞紙の受け皿に入れといたんですけど、さっき覆いを掛けに行ったとき見たら、
結構減っています。
バリバリ感が受けたのか・・・。
糞が炭糞とは違った色の、黒です。
明日の朝が楽しみだ〜。
今度はパリパリワカメで実験してみます。

何でもまんべんなく、よく食べるようになりました。
なんか、みんな別の鳥になったみたいです・・・。
胃腸が丈夫になると、何でも食べてみたくなるんですかね?
先行き有望な3羽です。 (06/2/22)

鳥の好みや性格の問題でしょうが、
うちのは柔らかいものより、乾燥して齧りごたえのあるほうが好きみたいです。
糞がね、面白いです。ひじき色ですよ。形や状態は、とてもいいです。
鳥は、すぐ結果が出て面白いです。(笑)

人間でもひじきはあまり消化によくないようですが、
でも、貴重な微量ミネラルと食物繊維の恩恵は期待できそうですから、
量を加減しながら、このまま続けてみようと思います。 (06/2/23)

オーストラリアの野生のセキセイが海藻類を食べるというのは、
たぶんありえないと思うのですが。
日本生まれ日本育ちのセキセイならば、海藻類の恩恵を
期待できるのではないか、と思っています。
鳥も人も、郷にいっては郷にしたがえ、ということで。(笑)

ただ、人と鳥とでは消化機能が違うので、ミネラル等の吸収については
塩分の問題等、弊害も考えられますが、塩分を除けば、
食物繊維の摂取という視点からも、大いに期待できそうです。
鳥の海藻類によるミネラル摂取について、飼鳥専門家の研究者がいないというのが、
実に残念です。とりあえず、うちのインコたちには、
塩抜き海藻類を食べてもらう実験に参加してもらおうと思います。
(インコたちには、また実験やるのかよ。と愚痴られそうです。(^^ゞ)
とりあえず、1週間に1回くらいの割合であげてみて、
様子をみてみようと思います。

ひじき等海藻類も炭と同じで、嫌なら食べないでしょうから、
鳥が食べるということは、弊害を杞憂するよりも、
体に必要な成分を補給していると判断したいと思っています。 (06/2/24)

ひじき食べましたか〜。 海藻を食べさせるという事にも賛否両論があることと思いますが、日本
に来てしまった帰化インコ達にはミネラル補給としての海藻利用もひとつの方法なのではないか
と思います。 昆布は膨らむのでむかないようですし、粉末は食べるときに問題があるようです。
沢山ある海藻類の中で何が良いのかは雲を掴むような話ですが、後はインコの気持ち次第で
何が良いのかを選択して行けば良いのではないでしょうか。
「郷にいっては郷にしたがえ」 実に含蓄のある言葉ですね。    (06/2/26)     

定期報告 06/6/26

さて、今年2月下旬から開始した、
わが家のセキセイズの海藻ミネラル
給餌実験ですが、
興味深い比較画像が撮れたので、
お送りします。

画像は、海藻給餌実験を始めて間もない頃に抜けた羽毛(左の画像・3月中旬撮影)
と実験開始3か月後の羽毛(右の画像・5月初旬撮影)です。
ともに、同一鳥のものです。
比較画像の羽毛の大きさがまちまちなので、わかりにくいかと思いますが、
ほわほわとした綿羽の量の歴然とした違いはわかると思います。
綿羽の量の差異が何によるものなのかについては、自然食・炭の利用等、いろんな相乗効果
によるものと考えるのが妥当なのでしょうが、海藻ミネラルの実効性についても、
充分考えられるのではないかと思いました。
(ちなみに、セキセイズにはペレット・サプリメント等の人工食は、2月中旬以降はあげていません)

現在、セキセイズは、たいてい日中はベランダの軒下に出していますが、
綿羽が豊富になると、温度変化への適応力が高くなるようで、極端でない自然の気温の
変化には充分適応できるようです。

セキセイズには、2月下旬以降、地元産のヒジキ・フノリを細かくしたものをひとつまみ、
3日に1度の割合で、給餌してきました。鳥たちは好んで食べているようで、糞にそれは現れて
います。最初のうちは、一度水戻した海藻を再び天日干しするという手間をかけていたのですが、
今はそのまま、洗わずにあげています。

気になる海藻の塩分について、これは、私なりの推察ですが・・・。
海藻由来の塩分については、多量でなければ、鳥たちがそのまま摂取しても問題ない
のではないかと思っています。
その理由の一つには、わが家のセキセイズは自然の野草を毎日食べていることがあります。
野草には、小松菜などに比べると、多量のカリウムが含まれています。
竹炭もたしか、カリウム成分含有でしたしね。
ですから、海藻に含まれたナトリウムの余剰分はカリウムと反応して、尿酸として排出される
可能性が高いのではないかと思います。
もう一つは、海藻に含まれる海のミネラルの含有割合は生き物にとって最適バランスだ
ということです。
塩分を気にするあまりに、他の有効成分(旨み成分)まで洗い流してしまうのは、
もったいないかなぁ、と思いました。
実は、単に、手間をかけるのがめんどくさくなったといえなくもないですが・・・。(笑)

以上のように、わが家のセキセイズに関しては、今のところ海藻ミネラルの補給による
実効性を感じているこの頃です。

                   06/6/26  最近は、自分の抜け毛が気になる竹姫より

写真を見ると左側は団扇の様、右の物はほんとに羽毛ですね。
沢山集めて羽毛布団を作ると大儲けでんなぁ〜 (笑)

三日に一度で約四ヶ月続けてきているのですから海藻の摂取効果も十分考えられますね。
でも、海藻の塩分については気になりますかね?
人間の食品でも減塩とか、塩分カットなどと表示されているものが未だにありますからね。
畜舎には家畜用の固形塩が必ず置いてあります。塩をなめさせないと子を産まなくなるからです。
生命にとっては塩は無くてはならないもので減塩は様々な病気の基になります。
尤も海藻自体に塩分が含まれているわけではないのであくまでも外側についた物だけですから
気にする程の量ではないのかなぁと思います。
昆布を煮たら自然に塩味になるわけではないですからね。
更に、食品として売られているヒジキ・フノリ等は、採ってそのまま売りに出すという事は考えられ
ず、漁師の方が必ず水洗いしてきれいにした物を製品にしているはずだと思います。
ともかく、四ヶ月間続けた結果としては特に問題ないどころか、好転反応が見られた様で何より
でした。

ちなみに「天然のにがり」は農業資材として販売されていますし、果樹園などでは直接土に塩を
蒔いている方もいます。 自然塩(精製塩は除く)はミネラルの塊と考えるのが正しいようです。

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