オーツ麦について

バーズレストランはまだ準備中なのですが、発売開始前に穂付きオーツが
完売してしまいました。 試してみたいというお客様には、残念ながら品切
れに付きお送りする事はできませんので、
悪しからずご了承ください。                (01/10/19)

穂付きオーツ

鳥飼いさんからのリクエストで、今年初めてオーツ麦(燕麦)を栽培してみました。
今年は試作品ですので、とりあえず2a程度で栽培してみましたが、畝間を広く取りすぎたせいか、
収量は思ったよりも少なく、全部で30Kg位でした。
もともと脱穀してから殻取りし、むき身オーツにするつもりでしたが、乾燥した穂付きオーツはとても
きれいで、脱穀してしまうのはちよっと勿体無いような気がしました。
鳥は穂付きの物を好むのだ、という話は何度か聞いていましたので、穂付きが良いならオーツ麦
も穂付きが良いのでは? と思い、用意してみました。
UPした途端から注文があり、好評でした。 収穫した物の半分、15Kgを用意したのですが、あっという間に売り切れになりました。 こんなに好評になるとは思っていませんでした。
穂付きで15Kg保管すると、結構な量になりますから、こんなに用意して売れるのかしら?
と思っていましたが、まったくの杞憂に終わりました。 こんな事なら、脱穀せずに全部穂付きで
保管しておけば良かったと思います。
しかし、今年試験販売してみたおかげで、「穂付きオーツ」が大変好評であるという事が解りました
ので来年は少し栽培面積を増やして作付けする予定です。
3aで100Kg程度の収量があれば大丈夫ではないかと思っています。

むき身オーツ

リクエストの中で多かったのは、むき身オーツにして欲しいというご希望でした。
雑穀類(ひえ・あわ・きび)の殻取りには、米用の籾摺り機という機械を使います。
オーツ麦もこの機械にかければ簡単に殻は取れるだろうと思っていたのですが、いざ機械にかけ
て見ますと、これがなかなか上手く行かないのです。
取って取れない事はないのですが、何度も機械にかけなければならない為に大変に手間がかかっ
て大変なのです。 それで今は「むき身オーツ」の注文はお受けしていません。
在庫は「もみ殻付きオーツ」のみです。

しかし、殻取りが上手く行かないとなると、人間の食用にもなりませんし、如何したら良いのかなぁ
と考えていました。
しかし、なんとっ、オーツ麦には殻のない「はだかオーツ」という品種があるという事が解りました。
来年の試験用の種子も分けて頂けるという話になりましたので、来年試作してみます。
「はだかオーツ」にはそもそも殻が付いていないわけですから、そのままむき身オーツが収穫
できる訳です。 これなら人間の食用にも利用できます。

来年(06年)の麦作り

今年は、秋小麦・北の香りを春蒔きしてみましたが、見事に失敗しました。
北海道の秋小麦はやはり秋に蒔くべきで、春に蒔いても取れないそうです。
来年は春蒔き小麦の種子も手配できそうですので、来年は、

燕麦・ヒダカ(今年のオーツ)、はだかオーツ、春小麦、黒小麦 を栽培する予定です。

オーツも小麦も、全て穂付きで利用する事が出来ます。
来年の秋の話になりますからまだまだ先の話になりますが、是非楽しみにお待ち下さい。


穂付きオーツ、こんなふうに食べました。
ノーマルオカメのp子、女の子です。 パイドオカメのp助、女の子です。
たま麿さんから写真を送って頂きました。
穂付きオーツをめぐって仲良しのオカメが喧嘩するくらいの好物になったようです。
茎の部分もバリバリ噛んでいるそうです。
穂付きオーツを食べる家のインコを是非見て欲しいと、わざわざデジカメを購入して
写真を送ってくださいました。
こうした写真つきの報告もとても嬉しいものです。たま麿さんありがとうございました。
たま麿さんからは、穂付きオーツは大ヒットだ! との絶賛を受けています。

お客様の声

こんばんは。 『ひえ穂』の件の詳しいご説明、重ねて御礼申し上げます。
HPでUPされたら1Kg〜ほどお願いする事に致します。
急いでいるわけではありませんので、気長に待っています。

こんな事を書くと穀物を作っておられる方には不快に感じられるかもしれませんが、…
中途で『穂付き』が欲しくなりましたのは『インコ達が食べて遊んで楽しめる』からです。
今回頂いた穂付きオーツの食べ方を見ていると、オカメはともかく、セキセイには明らかに
大きすぎると思っておりました。
(現にこれまでも籾殻付きのオーツ麦には興味を示しませんでした)。
しかし実際は二重になっている殻を嘴一つでカサカサと剥き、
ロスはあるものの器用に中身だけプチッと外して食べ、食べ終わった外側の殻をさらに
しごいたり、ぎって折った茎を銜え、右に左にして遊んでいるのです。
顔の部分に殻や茎があたっても、気にならないほど夢中です。
もしかしたらいずれ飽きる時が来るのかもしれませんが、この光景を見た瞬間、
どんな『鳥用おもちゃ』も色褪せたように思えたのです。

インコの嘴も足も『茎や枝、実を足で掴んで口元に寄せ、嘴で剥いて食べる』ように進化して
あるのだと思いますし(勿論他にも理由はあるでしょうし、もっと違った生態のインコ・オウムも
いると思いますが)、たとえ人間に飼われていても、それが本来の姿だと思うのです。
ただ、この事は頭で理解はしていても、現実問題として保管方法・場所・ケージに設置する
スペースを考えると、穂付きだけで餌全てを賄うには、今私が住んでいる環境を考慮すると
無理があるのですが、毎日でなくとも…、一日一〜三本づつでも、そんな楽しみを
味わってもらえたら、と思った次第でした。
(本当は束にして『ハイ、どうぞ!』とモサリと与えたい気分です)。

よく粟穂だけなら売られているのを見かけますが、
それは『この形状だと鳥の食べようとする気持ちが前向きになる』ということを、
多くの人が感じているからではないでしょうか…。
ヒナの一人餌の切り替え時・病気で体調が悪く食欲がない時にも粟穂は推奨されますが、
『穂』であるところに意味があるのでは、と私は思うのです。

でも、こんな事で悩めるなんて、実はとても画期的なことなのですね。
つくづく、丸山様には感謝しております!
これからもお体に気を付けて頑張ってください!

 05/10/19  みみママより
店長のコメント
みみママさん、貴重なご意見ありがとうございます。
実は以前から、何故皆さん「粟穂、粟穂」とあわ穂にこだわるのか良く理解できませんでした。
畑で実際に栽培している者からすると、粟穂自体はそれほど人気がありません。
勿論飼い鳥と野鳥では違うのかもしれませんが、もっとも嗜好性の強いのがえごま、次にきびと
ひえです。 粟にもつかない訳ではありませんが、特に食べに来るという事はありません。
粟穂には、粟の自衛手段として、鳥などに食べられないように、のぎ毛がしっかり付いています。
チクチクするので食べずらく、野鳥も粟穂は敬遠するのです。

何故粟穂? 不思議に思ってはいましたが解らないではありません。
穂の形状で出荷できるものと言えば、脱粒しにくい粟しかないからです。
種子の配合比率を見ても、ひえあわきびが6:2:2位でしょうから(比率には色々あると思いますが・・)
これを見ても粟の嗜好性が特に高いという事ではないと思います。
何故粟穂を欲しがるのかというと、穂だからという事になるのでは? と思います。
この点ではみみママさんと同意見ですが、この結論に達している鳥飼いの方も多いのではないか
と思います。 お客様の中では、特にオカメを飼育している方からの穂付きの要望が多いです。
「とにかく穂で欲しい。何でもいいから穂で欲しい。」 こういう要望が何件もありました。
今回の「穂付きオーツ」もこうした要望の中から生まれてきたものです。

今年一番力をいれて栽培したのは、「穂ひえ」です。
このひえは晩生の性質で北海道の気候に合わず、栽培するのは実に難しいひえです。
去年は10a栽培して、見事に全滅したのです。
本来なら二度と栽培する品種ではないのですが、一つ魅力があります。 それはとてもヒエとは
思えない、20cmくらいの実に立派な穂になるという点です。
食用のヒエの場合には、どうせ脱穀するわけですから、穂の形状は問題になりません。
今まで作り馴れている南部早生ひえを作っていれば良いわけです。
「穂ひえ」にこだわったのは、まさに穂付きのひえを作る為でした。
去年皆さんが一番欲しがったのは「ひえ」でした。やはり「ひえ」を一番好むようです。
ならば、それを穂付きで提供できれば一石二鳥な訳です。
なくてはならないひえを、それも穂付きでとなるとこれ以上のものはないわけです。

  撮影日 10/20

成熟色になってきた穂ひえ。
実は無事に入りました。
穂付きで出す場合は茎の部分の乾燥が一番
大事です。
北海道はすでに晩秋になっていますので
今時期に刈り取ってもなかなか乾燥は
しません。このまま畑においておき、
初頭の寒風で乾燥させます。
冬の空っ風にあてるのが北海道の
乾燥法です。

鳥の餌といっても色々なものがありますよね。
食べ易さから言うと、すでに殻を取ってある剥き身オーツが一番良いという事になるかもしれません。
私が思い付くのは「みかん」です。 食べ易いように、皮を剥き、実をばらして皿に盛って出しても
良いわけです。 でも・・・
みかんはコタツの上においてある籠の中から、一つ取っては自分で皮を剥きながら食べたほうが
良いのではないでしょうか?
鳥の気持ちは解りませんが、皮がついたままのみかんを食べたいと思っているかもしれません。
それが、自然の状態のままの「穂付き」で、という事になるのでは? などと考えてしまいます。
                             (05/10/20)

  戻る