数日前ある方からメールを頂いた。 「HPに載っていた炭ですが、鳥の獣医さんに聞いてみたら炭
を食べるのは否定されてしまいました。」 という内容です。
そりゃ獣医さんに聞いたら否定的な回答が返ってくると思います。 どんどんやりなさいという人
は・・・ まずいないでしょうね。
炭というのは、樹木などを高温で焼いた後に蒸し焼きにして炭化させたもの、つまりただの炭素の
塊であり、鉛筆の芯と変わりはありません。そんなものに何で効果があるのかい? というのが科学
的な常識に基づく見方です。 ただの炭素の塊にそんな効果があるとはとても信用できない、
つまり科学的に証明できない、という事だろうと思います。
獣医といえば、受験勉強をして大学の獣医学部に入り、国家試験を受けて資格を取得した人たちです。
科学的分析による知識の積み上げパターンに馴れきっている為、炭の効用などという不可視のエネルギー性に対する理解力や許容力がそもそもないものと思われます。
西洋文明の基本は、人間の理性により自然現象を数学的に解明するという機械論的自然観を
うち立てたデカルトに発すると思います。(いろいろと考え方はあると思いますが・・)
自然を機械とみなして人間の理性で解明しよう、という事です。
理性で解明できる事は証明された科学的知識として、解明できない事は科学的でない迷信として
捨て去って今の医学や科学が構築されているわけです。
勿論これで上手く行く場合もあると思いますし、結果、現代の物質文明が発展してきたわけです。
しかし、自然への完全な理解なくして科学技術を発展させ物質文明をどんどんと築いてきたわけ
ですから、文明が進めば進むほど自然破壊が深刻になってくるのは当然の帰結なのだろうと思います。
無限の波動形態
可視光線といわれる人間が目で見ることが出来るのは10の14乗HZ〜10の15乗HZという狭い
周波数範囲のみ。
耳で聞こえる音声の周波数は10の2乗Hz〜10の4乗HZの範囲くらい。
皆さんも人間の耳には聞こえない「犬笛」というのを聞いた事があるでしょう。
周波数が高すぎて人の耳には聞こえないけれども犬には聞こえるというものです。
逆にテレビやラジオは、人間の耳に直接聞こえないように1000Hz程度の電波が割り当てられています。
空気中にはどこにでも人間の耳には聞こえないだけで、テレビやラジオや携帯電話の電波が飛び
回っているのです。
触覚は10の2乗Hz前後のみ。
臭覚は10の5乗Hz〜10の22乗HZまで。
実際にはミクロからマクロまで実に様々な振動波が存在しますが、理性を働かせる対象となる、
人間の五感で認識できる範囲は実に限られたごくごく狭い範囲だけなのです。
人間の理性によって機械的に自然を解明するというのはそもそもが無理な事なのです。
自然は人間の理性に納まるほど単純ではない、とも言えると思います。
天気予報もなかなか当たりませんが、そもそも何故台風が発生するのかさえ未だに解明されていないようです。
自然を機械的に解明するというのが科学の宿命ですから、生体に対しても、どうしても切ったはっ
たの世界になってしまいます。 腫瘍が出来たら手術して切り取ればよい。 副作用があろうが
あるまいが投薬して押さえ込めばよい、こんな考えになってしまいます。
生体はあくまでも精巧に出来た機械であるという考え方ですから生命力そのものに対する配慮は
排除してしまうのも仕方が無い事かもしれません。
獣医さんも実際に小鳥に炭を食べさせてみる臨床試験をされた結果で効果なしと判断されている
のならばたいした物ですが、多分そんな実験もやってみようとは思わないでしょう。
「晴美ファイル」と生命農法
このファイルは竹姫さんとのメール交換によって出来上がったものですが、いきなり竹炭をインコ
に食べさせるという話になったわけではありません。
たまたま「生命農法」の話になったとき、幸いに竹姫さんには、子供の頃の田舎のおじいちゃんと
の体験がありました。 鶏に竹炭を食べさせていたのを実際に見ていた体験がありました。
そこで、虚弱なインコにも食べさせてみようと言う話になってきたわけです。
私も、あえてこれをお客様の声・こんなふうに食べてますにUPしたのは、やはりその基本に生命
農法というバックボーンがあったからです。
完全無投薬養鶏を志した高橋さんが莫大な借財を背負いながらも最後に辿り着き完成させたの
が炭と木酢液を使用しての自然養鶏法でした。
私は机上の学問よりも、実際家が実体験の中から効果を確認した事の方を信用します。
学問的には証明できなくても、体験の中から実証されて来た事には、必ず何らかの効果がある
はずなのです。 ただそれを上手く説明は出来ないというだけです。
私も農薬や化学肥料は一切使用しない自然農法を目指しています。
今でこそ無農薬栽培は一定の評価を受けて社会的にも認知されたものになっていますが、未だに
農学の世界では異端であり非常識な事であるのに違いはないのです。
様々な分野に細分化されて農学という学問が構成されておりますが、全ては農薬を使用して、
化学肥料を使用して、農業機械を利用して、という事を前提として成り立っているものです。
農業試験場・研究機関は全国に存在していますが、未だに自然農法で収穫するにはどうしたら
よいか、などと言う事を研究しているところは無いでしょう。 あくまでも科学知識を利用すると
いう立場で農学は打ち立てられているからです。
大学の偉い農学部の名誉教授がどんなに素晴らしいダイコンを作るのか見てみたいものですが
偉い学者先生達は実際に畑に出て額に汗して労働するなどという事はないでしょう。
農学は、畑での実労働とはまったく関係ない世界で学問として成立している物です。
学問は学問、実学は実学といったところでしょうか。
勿論、こんな事を言う獣医の先生を否定したり非難しているわけではありません。
実際に病気が治ることもあるでしょうし、飼い主さんにとって力強い味方であることに相違は無い
と思います。
炭利用については否定的な見解を持つ獣医さんも多いようですが、中には否定も肯定もしない
中庸の獣医さんもちゃんとおられる様です。 炭については未だに良くは解らないと言うのが
正直なところではないかなぁと思います。
炭の利用については既に鶏に限らず畜産の分野で顕著な実証例が沢山あるものですし、田畑や
育苗には籾殻くん炭という米の籾殻を炭にした物が実際に広く利用されています。
しかし、一方で炭と言うのは昔からある、どこにでもある珍しくも何とも無いものですから、そんな
ものにたいした効果があるとはどうしても思えない、どうしても科学的知識を結集して苦労して
作り出された化学合成物質や薬の方がより価値があると思いたがるものです。
なんとなく、人情としてはそんな感じになると思います。
私は今趣味の納豆作りをしています。
納豆には脳梗塞や心筋梗塞の原因となる血栓を溶かす酵素ナットウキナーゼが含まれており、
市販の納豆100gに含まれるナットウキナーゼの量は心筋梗塞の発作の直後に点滴で投与される
ウロキナーゼ(薬価20万円)と同等量なのだそうです。
更に納豆に含まれるイソフラボンが乳がん・前立腺がんなどを予防するのだそうです。
納豆が何故健康に良いのか説明しょうとすれば、このように分析して研究していく必要があるの
だろうと思いますが、 実際問題としてはこんな難しい事は解らなくても、美味しい美味しいとただ
食べていればそれで済む話、ではあります。
納豆の場合は分析するとちゃんと効果のある物質が含まれていると検出出来るから皆も納得
出来る話となるのですが、炭はいくら分析してもただの炭です。
静電三法に基ずく炭素埋設や家の新築の時に床下に炭を敷き詰める使用例等を考慮すると、
炭自体というよりも、炭から自然と発せられる波動的なものに、より効力があるのかもしれません。
そんなものは分析機械では検出できないのでそんなものはない、ただの気のせいだという話に
なるのでしょうが、言い得て妙です。゛気のせい゛人の気に働きかける力があるのかもしれません。
殻付キシードや穂付きシード、良く食べると喜んで頂いておりますが、これらのシードは自然農法
によって産み出されたものです。 あえて説明する必要もありませんが、農薬や化学肥料や合成
保存剤などは一切使用しておりません。
自然農法においては農薬や化成という科学の結晶作品と折衷するという事はありえません。
農薬や化成を使いながらの自然農法というわけには行かず、逆にこれらを一切否定して全てを
自然に委ねるというのが自然農法のあり方です。 科学的発想をする方達とは寄って立つ基盤
がまるで違います。
生きていく立場がまるで違うのだと言えるとも思います。
科学的知識だけでは対応できないカベがある、それが自然・生命作用というものだろうと思います。
炭とは?
炭とは何か、ただの炭素の塊だと見るか、高温で焼き尽くされてから再び炭として蘇って来る摩訶不思議なものであると見ることができるか、その人の感性を見事に暴いてくれる物だと思います。
このファイルでは炭の利用について実例を紹介してはおりますが、これが良い方法だからといって
皆さんにお勧めしているわけではありません。 そういう考え方もあるのかなぁ、と読み物として読
んでいただければと思います。
このファイルの目的も、別にインコの飼育法を追求する事にあるのではなく、そうした事例を通じ
て、自然とは何か? 自然である事とは何なのか? を考えていく事にあります。
このような意味で、炭というのはとても面白いテーマなのです。 (06/2/3) |